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産科一般

※当クリニックでは現在分娩の取り扱いはありません。


妊婦定期健康診査(妊婦健診)

ご妊娠おめでとうございます。母児ともに順調な妊娠生活をすごされ、健康な出産を目指すために、定期的に妊婦健診を受けましょう。妊婦健診では毎回いろいろな項目をチェックし、母児の体調を知ると同時に、異常の早期発見に努めます。 akachan

 (妊娠14週)




※妊婦健診の間隔や回数の目安です。妊婦健診の間隔が長くて不安な場合には間隔を短くできますのでご相談ください。


胎児ドックを含めた出生前診断の相談をご希望の場合は副院長診をご予約ください。

妊娠15週6日までは当クリニックで妊婦健診を受けられますが、妊娠16週0日からは分娩予定施設で妊婦健診を受けてください。

・毎回お子さまのエコー写真を差し上げます。母子手帳とならぶ立派な成長記録にしてください!〔エコー写真は時間経過とともに劣化するため、アルバムにする前の電子化(スキャナーなどによる画像取り込み)をお勧めします。〕



胎児3D/4D超音波検査

 「4D」は3D(縦・横・奥行)に「時間」という軸を加えた考え方です(3D動画をご想像ください)。3D/4D超音波像でみるお子さまの様子は、通常超音波検査よりもはるかにわかりやすく、そしてかわいらしいものです。時としてあくびをしたり、笑ったり、指しゃぶりをしたりする様子がみえる場合もあります。

 妊娠20週未満ではお子さまの全体像がわかりやすく、妊娠20週から妊娠30週未満では全体像はわかりにくいものの顔や手などのパーツごとの表情がはっきりとし、妊娠30週以降ではパーツごとの表情がよりふっくらした印象として映えます。各時期の写真を見比べると、お子さまの順調な発育がより身近に感じられるでしょう。

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(妊娠16週)

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(妊娠20週)

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(妊娠24週)

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(妊娠28週)

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(妊娠30週)

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(妊娠38週)



胎児3D/4D超音波検査をご希望であれば、他院通院中や多胎妊娠でも診察可能です。
※お子さまの姿勢によって顔が見えなかったり、きれいな写真を撮れなかったりする場合がありますのでご了承ください。特に妊娠36週以降は後ろを向いている場合が多いです。



胎児性別評価

 超音波検査でお子さまの外陰部の様子を観察し、外性器が男性型(陰茎+陰嚢)か女性型(小陰唇+大陰唇)かを判別して性別を推測します(妊娠22週以降で評価を承ります)

 右の画像のように3D/4D超音波検査を活用して性別評価できる場合もあります。(両足を上げている胎児の外陰部に陰茎と陰嚢と思われる大きな膨らみがあります。したがってこの胎児の外陰部は男性型と評価されます。)

 (妊娠28週)


※お子さまの姿勢によって外性器が見えなかったり、きれいな写真を撮れなかったりする場合があります。
※お子さまの外性器の発育が未熟なために性別評価が困難な場合や、性ホルモンの産生や作用のトラブルによって染色体上の性別と外性器上の性別が一致しない場合(副腎性器症候群や精巣性女性化症候群など)があります。
※遺伝医学関連学会の「遺伝学的検査に関するガイドライン」は胎児の性別告知を原則的に禁止しています。 胎児性別評価の結果は「現在の胎児外性器は超音波検査上は○○型(男性型・女性型・未熟型)と評価される」と表現されます。



妊娠中のくすり相談

 妊娠中の医薬品の投与により、お子さまに悪影響が及ぶ場合があります。これを考える場合には、投与された医薬品の種類や投与時期が重要です。構造異常を起こす(催奇形性)医薬品もあれば、機能異常を起こす(胎児毒性)医薬品もあります。ただしそれらが投与されたからといって必ずしも異常が出るとは限りません。

 投与された医薬品の悪影響がお子さまに及ぶ可能性を心配されるのは当然ですが、その医薬品が投与される利点や必要性を考えるのも重要です。何でも中止すればいいわけでは なく、医薬品の中止がかえってお子さまに悪影響を及ぼす可能性も考えましょう。医薬品の投与が必要であれば、悪影響が及ぶ可能性が少ない医薬品に変更するご相談も承ります。
 ※医薬品投与の有無にかかわらず、出生児の3〜5%に何らかの形態異常を認めます。



産褥健診(産後一か月健診)・産後診察

 妊娠中に変化したからだは、およそ6~8週間(産褥期)かけて妊娠前のからだに戻ろうとします。 出産のおよそ4週間後に受ける産褥健診では、医療面接(問診)・血圧測定・体重測定・尿検査・内診や超音波検査(エコー検査)による子宮復古(子宮の戻り具合)評価・創部(出産に伴うきずあと)評価と、授乳や育児の状況確認などを行います。

 原則的に分娩施設で産後診察や産褥健診を受けることをお勧めしますが、「他院で出産後すぐに引っ越した」や「他院で出産後すぐに実家に帰った」など、遠くの分娩施設に通いにくいご事情がある場合には当クリニックで産後診察や産褥健診を受けられます。また家族計画をお考えの上で、当面の積極的な避妊をご検討中の場合にもご相談ください。
 ※お子さまの生後一か月健診(乳幼児健康診査)も承りますが、状況によって小児科受診を勧める場合もあります。



母乳相談外来

 母乳育児のメリットは母児ともに多いですが、乳頭や乳房のトラブルを含めて授乳に悩んでいる母親は少なくありません。当クリニックでは産科看護師による乳頭・乳房ケアを主軸に、効果的な抱き方(ポジショニング)・含ませ方(ラッチオン)・適切な食生活や過ごし方などを一緒に考えて解決できるように努めます。

1)乳頭痛・乳頭損傷
 母乳育児中に乳頭に痛みを感じる場合があり、乳頭痛はしばしば乳頭損傷に移行します。その原因は多岐に渡る(乳房・乳頭の皮膚に対する機械的・物理的な外力による痛み、感染による痛み、皮膚異常や皮膚疾患による痛み、乳汁うっ滞による痛みなど)ため、原因 を一緒に探して適切に対処します。

2)乳汁うっ滞(乳管閉塞)・乳腺炎・乳腺膿瘍
 乳汁の通り道である乳管は細く、乳汁が乳管につまって(乳管閉塞)乳汁が渋滞する(乳汁うっ滞)場合があり、乳房に炎症(赤み・しこり・痛み・熱感)が起きます(うっ滞性乳腺炎 )。うっ滞した乳汁は感染しやすく(感染性乳腺炎)、悪化すればうみがたまります(乳腺膿瘍)。感染性乳腺炎を合併する前に適切に対処しましょう。

3)乳汁不足感・乳汁摂取不足・乳汁分泌不全
 お子さまが十分に母乳を飲んだのに母親が「母乳が足りない」と感じる乳汁不足感、不適切な授乳方法やお子さまの有効的でない吸啜による乳汁摂取不足、母親の乳汁産生がお子さまの必要量に満たない乳汁分泌不全を区別して、より満足度の高い授乳育児を目指しましょう。乳汁分泌不全では乳汁産生を促す投薬やプラセンタ注射もご相談できます。

4)断乳相談
 卒乳(離乳)前に母乳育児を続けられない事情が出た場合に断乳を検討します。くすりを使う方法とくすりを(なるべく)使わない方法がありますのでご相談ください。



授乳中のくすり相談

 妊娠期に比較して悪影響を及ぼす可能性のある医薬品は少ないですが、妊娠中のくすりと同様にお子さまに悪影響が及ぶ医薬品が存在します。早めのご相談をお勧めしますが、ご相談までに時間がかかる場合には、お子さまの母乳やミルクの飲み具合・眠りかた・機嫌・体重増加などに十分にご注意なさるようお願いします。