トップページ > 福田病院と連携した妊婦健診(連携健診)

セミオープンシステム

 地域のクリニックと病院が連携するシステムです。妊娠後期までの妊婦健診はクリニックで、それ以降の妊婦健診・分娩管理・夜間や休日の救急対応は連携する病院で行います。福田病院で分娩予約後に、当院で妊娠 24~33 週 (およそ5回分) の妊婦健診を受けられます。 (外部リンク: 福田病院・周産期セミオープンシステム

連携健診の特徴や期待される効果

メリット デメリット
往復の移動時間や診療待ち時間が短くなります
周産期・超音波・遺伝の専門医が妊婦健診をみます
・最新の超音波診断装置できれいな画像がみられます
(福田病院) 夜間や休日の時間外診療に対応します
(福田病院) 各種学級やイベントに参加できます
(福田病院) コアラウェルネスを利用できます
当院で妊娠管理できない場合があります
 ✕ 入院管理する可能性が高い合併症がある
 ✕ 一絨毛膜双胎・頸管縫縮術後・全前置胎盤
 △ ヘパリン療法中 (現在入荷規制中)
・検査は外注のため、結果判明に時間がかかります
・担当医固定のため、裁量の多様性は少ないです

※妊娠12週以降の担当医は、原則的に院長です。

 当院の院長は、いんでレディースクリニックにおける診療以外に、福田病院周産期外来・胎児診療外来・NIPT外来の担当医として毎週月曜日 (または水曜日) に勤務し、胎児診断や遺伝相談を必要とするカップルの診療に従事するほか、一次施設における臨床教育 〔新生児蘇生法 (NCPR) 講習会の開催〕 に携わっています。

〔院長の福田病院勤務予定日〕

9月: 2日(月:午後)・9日(月)・18日(水:午後)25日(水:午後)・30日(月)

10月: 7日(月:午後)・16日(水:午後)・21日(月)・28日(月)

11月: 6日(水:午後)・11日(月:午後)・18日(月)・25日(月)

※午後は14時30分頃からの勤務です

 ハイリスク妊娠症例を管理している高次施設の中に、多くのローリスク妊娠症例も管理している施設があります。その中で、個別の理由で通院しにくい (移動や診療に要する時間をつくりにくい) ご事情に悩むカップルは少なくありません。そこで日本医科大学多摩永山病院の 「母と子のネットワーク」 を参考に、病院とクリニックの連携を考えました。

 最良の周産期医療の提供のために、当院を含む 「分娩取り扱いのない施設」 の協力の下で地域診療の連携体制を強化し、各施設の特性を活かすシステムの構築を目指します。以下の条件に全てあてはまれば、福田病院のセミオープンシステムを利用した妊婦健診が可能です。連携健診をご希望であれば当院にご相談ください。

連携健診の実施条件

  1. ①当院またはかかりつけ医から福田病院へ、妊娠 (と分娩) の管理目的に紹介されている。
     (熊本市の分娩施設で里帰り出産を予定している妊婦さまも対象です。)
  2. ②福田病院の診察で 「いんでレディースクリニックで管理できる」 と判断されている。
     ※当院院長が、福田病院勤務日に妊婦健診を担当してその可否を直接判断します。

利用方法とスケジュール

注意事項

  • 既往歴・妊娠歴・診察所見・検査結果などにより、ご紹介前の時点や福田病院の診察で 「連携管理できない」 と判断される場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 毎週火曜日・木曜日・金曜日の午前は、院長は当院の出生前遺伝カウンセリングや出生前検査を担当しています。ご来院のタイミングによって診察までの待ち時間が長くなるときがあります。
  • 福田病院でドック②検査を受けていなければ当院で受けましょう。随時血糖 (食事開始後2~4時間で測定する血糖値) を測定するため、食事開始から2時間ほどで当院に到着するように時間調整する必要があります。
  • 当院は妊婦健診以外の事由による予定外の診療に対応できない場合があります。なにか気になる症状があって当院を受診したいときは、当院で対応できるかどうか、受診前に当院にお電話でご相談ください。当院の診療時間外で診察をご希望であれば、福田病院にご相談ください。 (※連携健診中でない妊婦さまは、住所地を管轄する救急指定病院の産婦人科にご相談ください。)
  • 連携健診中にハイリスク妊娠やハイリスク分娩に移行し、福田病院と共同して医学管理する必要があれば、ハイリスク妊産婦共同管理料が発生します。あらかじめご了承ください。
  • 当院の超音波診断装置はエコー動画配信サービスに対応していません。経腟超音波検査・経腹超音波検査ともに、検査中にご自由に画面を撮影できます。携帯電話やカメラをご準備ください。